音楽メディアNMEによる期待の新人アーティストを紹介する恒例企画「NME COOL LIST 2011」にて1位に輝き、今年1月にはエミネム、ガガらを抱えるInterscope Recordsとメジャー契約を結んだハーレム出身の黒人女性ラッパー/シンガー、アジーリア・バンクス(Azealia Banks)シャネルのパーティでパフォーマンスするなどファッション業界からも注目される彼女だが、表紙を飾った雑誌が発売前から7ヵ国で発売禁止の処置を受けたという
アジーリア・バンクスは、イギリスのスタイル・マガジン、Dazed & Confusedの9月号の表紙に抜擢しかし、これが煙草を吹かすように口元でピンクのコンドームを膨らませるという写真のためか、発売前から問題になったようだこれは同誌のTwitterアカウントが、「さっき、次のアジーリア・バンクス表紙号が7ヵ国で禁止されていると聞かされたところ神様、インターネットをありがとう」とツイートしたことで判明したもので、具体的にどの国かなど言及はされていないが、トラブルになったことを明かしているなお、同誌のインタビューで彼女は、父親が亡くなった後から母親が暴力的になり、そのため14歳で家出し、姉と一緒に暮らすようになったという辛い過去も語っているとか
アジーリアはDazed & Confused誌のほかにも、SPIN誌9/10月号で特集とともに表紙を飾り、またVIBE誌8/9月号でもプロデューサーのディプロ(Diplo)と一緒に表紙になるなど、この夏、さまざまな媒体の‘顔’になっている加えて彼女は、ファッション・ブランド T by Alexander Wangの新広告塔に起用され、EP“1991”収録の“Van Vogue”に乗って踊るアジーリアがフィーチャーされたCM映像が先日公開されたほか、同曲は、ファッション・フォトグラファーのランキン(Rankin)が監督を務めたミュージック・ビデオも発表されているファンを裏切らないこと、これが一番大事だ
2012年8月15日~19日にかけてドイツのケルンで開催中のイベントgamescom2012その会場で、シリーズ最新作『FIFA13』のエグゼクティブプロデューサーのDavid Rutter氏にインタビュー最新作の注目ポイント、さらには『FIFA』シリーズの開発理念などについて聞いた
──Davidさんは現実のサッカーもよく観ていると思いますが、どこのクラブチームのファンですか?
David Rutter氏(以下、David) ふたつのチームのサポーターなんだひとつはレスター・シティFC(イングランドのクラブチーム)もうひとつはすごく小規模なクラブなので知らない人が多いと思うけど(笑)、ヒッチン・タウンFC(イングランドのヒッチンを本拠地とするクラブチーム)というチーム
──最近のサッカーシーンについはどんな感想を持っていますか?
David 『FIFA』を作るために、いろんな国のサッカーを観るけど、やっぱりトレンドはFCバルセロナやレアル・マドリードのあるスペインのサッカー、加えてイングランドにもいいクラブチームがたくさんあるね個人的には、これから上がってくるのはドイツだと予想しているよ
──現代のサッカーは戦術などがどんどん複雑になってきていますが、これに合わせてサッカーゲームも複雑になってしまうのでは? と心配しているサッカーゲームファンもいると思うのですが
David よくみているね(笑)、素晴らしい視点だもちろん僕たちもそこには注意している例えば最新作の『FIFA13』では、”スキルゲーム”というモードを用意して、初めてのプレイヤーでも操作方法の基本が学べるようになっているし、全部で32種類ほどあるアクションを丁寧に解説する要素も入れる予定なんだ
──最新作のお話が出ましたので、『FIFA13』のセールスポイントを改めて教えてください
David まずは、やはり毎回プレイするたびに違う結果になる、予測できないリアルなサッカー体験を再現しているという点加えて、新しいアクションや物理エンジンの成熟でより現実感を増した体の動きなどにも注目してほしいさらに、昨年から始めた“EAスポーツ フットボール・クラブ”の中の新要素”マッチデイ”では、毎週末までに実際のサッカーシーンで起きている出来事、移籍やケガといった情報がゲームに落とし込まれるようになっているんだ
──PS Moveに対応した意図は?
David まず、SCEから打診されたのがひとつの理由すでにKinectには対応済みで、この出来に非常に満足していたというのもあるねPS Moveも非常に長い時間をかけてどう対応するのがいいか試行錯誤してきたので、いいものに仕上がっていると思う操作のオプションが増えることで、いろんな人に『FIFA』を体験してもらえるチャンスが増えることにも期待しているんだ
──サッカーゲームのトップブランドに成長した『FIFA』シリーズですが、ゲーム制作やチームとしてのポリシー、揺るがない理念はありますか?
David そうだね、まずファンを裏切らないことこれが一番大事だ『FIFA』のファンは非常に多くの意見を持っていて、僕たちにフィードバックしてくれるからねこれに対して自分たちは、納得のいかないものは絶対にリリースしない、ファンの声に応えられるものを毎回提示する、そしてサプライズを用意する、ということを守ってゲームを制作しているまた、開発チームの中の話で言うと、何をするにしてもどこへ行っても、自分たちはひとつの”EA”なんだ、という気持ちを持っているそれから、毎年クリスマスの前に最新作の『FIFA』がリリースされるけど、その後、クリスマスまでに今後の3年間で何をするのか、そのビジョンを決めるそして、1月にはその年に何を達成するのかを話し合うこうして、シリーズの制作を続けているんだすごく大変なことだけどねまあ、僕はまだ21歳だから、まだまだ大丈夫さ(笑)
──David氏、居合わせた全員に突っ込まれる──
──(笑)では最後に、日本の『FIFA』ファンにメッセージをお願いします
David はい『FIFA13』はこれ以降も多くの情報を出していきますし、体験版も用意しますぜひ楽しみにお待ちくださいそして発売後は、オンラインで世界中のプレイヤーとガチ対戦を楽しんでくださいそれから、僕もいつか日本を訪れたいと思っています
──日本にいらしたことがないんですね?
David ヒドイんだよ、僕は毎回一番に日本に行きたいって言ってるんだけど、僕の上司の牧田さん(※FIFAプロジェクト統括プロデューサーの牧田和也氏)が行っちゃうから行けないんだよ!(笑) これはぜひ書いておいて(笑)しかし、これが煙草を吹かすように口元でピンクのコンドームを膨らませるという写真のためか、発売前から問題になったようだ
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