東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発22日に発表された7月31日─8月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受け、追加緩和期待からドル/円を中心に海外市場で円高が進行
東京市場でもドル/円相場は78円台半ばで推移し、自動車や電機など輸出株を中心に売りが先行した売り一巡後は、先物に断続的な買いが入り、日経平均はプラス圏に浮上内需関連株を中心に底堅い展開となった
東証1部騰落数は、値上がり775銘柄に対し、値下がり700銘柄、変わらずが193銘柄だった
FOMC議事録を受け、米国の追加緩和期待が広がりドルが対円で急落22日の海外市場で、ドル/円は79円台から一気に78円20銭台まで売り込まれたこのため、東京株式市場では、朝方は、急激な円高を嫌気し自動車、電機など輸出株を中心に売り先行の展開となった売り一巡後は、目立った買い主体がないながらも、先物買いが断続的に入り、プラスに転じ、高値圏で引けた内需株が全般に堅調に推移したほか、朝方、売られた輸出株の一角も買い戻されるなど底堅い展開となった
ただ、堅調な相場展開ながら、東証1部の売買代金は8394億円と薄商い全般に市場のエネルギーは低調で方向感に乏しいこのため市場関係者のマーケットの見方はやや厳しめなトーンが目立った「先物主導で上げている商いは薄く、皆、様子見に徹している市場の関心は8月末のジャクソンホールでのバーナンキFRB議長の講演に移っており、重要なマクロイベントが8月末までないとなると、当面は個別材料での物色になりそうだ欧州の債務問題解決でよほど懸念が高まるようなことがない限り、当面、一定のレンジの中でのこう着相場になるとみている」(銀行系投信運用担当者)との声が出ていた
岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏は「20日の高値9222円で目先の目標達成感が出た休暇明けでも市場参加者は少なく積極的にリスクを取る動きは見られない当面は9000円台固めの展開となりそうだ」と述べた
業種別では保険、紙・パルプ、非鉄金属、ガラス・土石などがしっかり一方で、海運、鉱業、石油・石炭製品、輸送用機器などがさえなかった
為替の円高傾向を嫌気し、ホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>、トヨタ自動車<7203.T>、日産自動車<7201.T>など、輸出関連株が軒並み下落中でも日産は、ロシアのルーブル安が90億円超の利益押し下げ要因になると報道され、嫌気された
個別銘柄ではシャープ<6753.T>が続伸し、東証1部の出来高トップ、売買代金で2位同社の主力取引銀行が計2000億円規模の支援融資を検討していることがわかったとの一部報道が材料視された
このほか、花王<4452.T>が続伸し、8月16日に付けた年初来高値2318円を更新JPモルガン証券が22日付リポートで、同社の投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に、目標株価を従来の2200円から2550円に引き上げたことが好感され、買われたディー・エヌ・エー<2432.T>は反発ドイツ証券が、足元の業績回復が強めに推移しているとして、2013年3月期連結営業利益予想と目標株価を上方修正し、材料視された東証1部売買代金で3位だった
新興株式市場はしっかり日経ジャスダック平均は反発、東証マザーズ指数は続伸したジャスダックの売買代金は114億円市場では「前場の小甘い場面では、押し目買い基調だったが、後場には早くも利益確定売りにまわるなど、個人は値動きの良い銘柄物色に徹している」(松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)という昨日に続き、日本風力開発<2766.T>が人気化、このほかサイバーエージェント<4751.T>、ニューフレアテクノロジー<6256.OS>などの商いが活発だった売り一巡後は、先物に断続的な買いが入り、日経平均はプラス圏に浮上
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